「死ぬまでに全駅」 駅索引

2015/10/19

シヌゼン各駅紹介(159) 1001-1500駅レビュー 第10位

#1267 流鉄 流山線 小金城趾(こがねじょうし)
幸谷鰭ヶ崎
【所在地】千葉県松戸市
【開業】1953(昭和28)年
【乗車人員(日)】752人
1001-1500駅レビュー 第10位

<選定理由>
「ほぼ廃墟の駅ビルが強烈な存在感を放つ、
ローカル電鉄の小駅」
 
千葉県松戸市のローカル電鉄、
流鉄(りゅうてつ)の駅。
 
周囲は住宅街。
橋上駅舎を持ち、西側出口は
新坂川を歩道橋で渡る。
 
改札口へ続く歩道橋。
今のうちに背後の集合住宅のビルに注目。
 
歩道橋から駅西側、流山方面を撮影。

改札口。
一日の乗車人員は752人。
 
駅東側に出る。
この集合住宅の2階が改札口に繋がる。
3枚目の写真でご覧の通り、
もうすでに住民はおらず、
今年6月から解体工事に入っている。
耐震性に問題があったとのこと。
 
駅東側の様子。
現在公園となっている小金城跡は
写真右の木々のあたり。
 
階段を上がり、改札へと向かう。
かつて1階には
「マツモトキヨシ」が入居し、営業していた。
創業の地はこの松戸市小金で、
ここも最古参店舗のひとつだったという。
 
この駅ビル?は1967年に竣工。
それ以前は駅はやや南側に設置されていた。
 
出札口跡が左に見える。
夜は電気ぐらいつくのだろうか。
要はこの建物は解体の決まっている廃墟で
珍しくも何ともないが、
その廃墟がいまだ駅の施設、機能の一部として
利用されているところが最大の選定ポイントだ。

以前の出札口。
上の2枚の写真で2階部分にもテナントが
入居していたことが看板でわかるが、
左のシャッターが下りて、
もはや中の様子を窺うことはできない。
 
ホームは1面2線で、流鉄の駅では唯一
列車交換が可能。
 
他の中間駅はすべて1面1線。
他、といってもあと3駅しかないが。
 
当駅は駅ビルが廃墟でなかったとしても
独特の構造になっていてとても興味深い。
現在解体工事中とのことだが、
もう一度訪れてその様子も記録しておきたい。
行ければね。




撮影日:2015/4/12

0 件のコメント:

コメントを投稿