シヌゼン各駅紹介(271) キリ番の系譜#0001～1000(3) #0200 日ノ出町駅

#0200　日ノ出町（ひのでちょう）駅 ・京浜急行電鉄　本線 戸部｜黄金町

【区分】乙　【撮影日】2012/12/9,2016/11/11 【所在地】横浜市中区

【開業】1931（昭和6）年

【乗車人員（日）】13,165人

【経過日数（#0001から）】224日 【経過日数（この100駅）】112日

横浜市中区にある、
京浜急行電鉄本線の駅。
10代のうち7年間、自宅の最寄駅だった。

・なぜこんなことをはじめたのか(1) 　過去、自分の趣味は長続きしかった。今度こそ「死ぬまでに」継続するものをと思っていたところ、元大洋ホエールズの屋鋪要氏の趣味が「全国の静態保存SLを訪ねること」と聞き、インスパイアを受ける。また会社の先輩もスマホのゲーム（国盗りポチ？）で全国を旅していたので、「地道に日本全国を巡る趣味」を見つけようと考えたのがはじまり。それまで「戦争遺跡探訪」というマイナーな趣味でやはり同様に各地を訪ねていたが、なぜ戦跡探訪ではだめなのかはまた別の機会に。

先週(笑)の駅前のようす。
周囲は歓楽街。
土日は場外馬券売場（WINS）利用の
乗降客でごったがえす。
野毛山動物園、中央図書館、
伊勢山皇大神宮なども近い。

パチンコ屋と京急ストアの間の
狭い通路を進むと改札に出る。
こちらがメインの出入口。

裏手のバス停前へ出る出入口は
駅名表示がない。
こちら側へ出る利用客もあまりいない。

8両以上の編成に対応するため
延長をおこない、
ガード部分までせり出したホーム。
下を通るのは県道218号。

・なぜこんなことをはじめたのか(2) 　この先「死ぬまで」続けるので、簡単に達成できるものでは困る。当初は規模が一定以上のトンネルや橋梁を巡ることや、全国の市役所、役場、警察署などを撮影する案などがあった。とくにそれらに興味があったわけではないが、これなら全国くまなく訪れることになるであろうと考えたからだ。ちなみにシヌゼンで自家用車を使用することに躊躇しないのは、こうした経緯があるから。

取材時はあいにく改装工事中。

改札口。
一日の乗車人員は13,165人。
京急全72駅中23位。

改札内から。
左へ出ると先の写真の大通りへ、
右へ出ると裏のマンション前へ。

改札を入ると
すぐに上下ホームへの階段。

・なぜこんなことをはじめたのか(3) 　しかし何の興味もないそれらが対象ではモチベーションの維持が難しいとすぐに悟った。そこで思いついたのはやはり少年時代から好きだった「鉄道がらみ」の対象。これなら興味を失わず持続するのではないか・・・。最初は全線完乗を考えたが、もうすでに完乗している路線もあり、これではちょっと頑張れば達成してしまうように思えたので却下（実際はけっこう大変だと思うが）。ならば駅か、と。ただしこれでは鉄道の走っていない地域や多くの島嶼へは行かないことになり、決定には最後まで悩んだ。

ホームは2面2線の相対式。

半径の小さなカーブ上に設置されたホーム。
さすがの快速特急も当駅通過時は減速。

こちら2番線上り横浜方面ホーム。
横浜寄りから下り方面を撮影。
エアポート急行の停車駅。

2番線浦賀寄りから1番線を撮影。
1番線はとくに電車とホームの間が
広く空くので、安全確保のため
駅員が常時配置されている。

・なぜこんなことをはじめたのか(4) 　シヌゼンが今までの趣味と違うところがひとつある。それは「始めてすぐが最高温度」ではなかったことだ。とくに熱い興奮も固い決意もなく、気分が乗ったらやってみる、のスタイルは、じつは趣味を長続きさせるのに最も大切な要素なのかもしれない。 　ただ、よく吟味した甲斐あってか、この趣味は自分の趣向や性格によくマッチしていることをあとから知ることになる。旅、放浪、鉄道、写真、蒐集、分析・・・。正直なところ「死ぬまでに」続ける自信はなく、挫折したらごめんなさいだが、今は信じて取り組むしかない。

1番線から浦賀方面。
1931年、京浜電気鉄道により開業、
この先、湘南電気鉄道建設による
高架線を進む。

2番線から横浜方面。
すぐにトンネルに入る。
当駅は京浜、湘南両社の接続駅となり、
開業とともに直通運転がはじまった。

2番線エレベーター前にある、
三浦半島を模したタイルアート。
京浜、湘南電鉄が合併するのが1941年。
改軌を経ていまの京急本線となる。