2018/03/31

路線全駅紹介(19) 東日本旅客鉄道 鶴見線


東日本旅客鉄道 鶴見線
(ひがしにほんりょかくてつどう つるみせん)

2013.6 鶴見

【DATA】
【開業】1926(大正15)年3月10日
【全通】1940(昭和15)年11月1日
【路線距離】7.0km(鶴見~扇町)
      1.7km(浅野~海芝浦)
      1.0km(武蔵白石~大川)
【軌間】1,067mm 単線
(浅野~新芝浦、武蔵白石~大川間除く)
【電化方式】直流1,500V 架空電車線方式
【起点/終点】鶴見/扇町、浅野/海芝浦、
武蔵白石/大川
【駅数】13


【当路線のざっくり年表】
1926(大正15)年 鶴見臨港鉄道浜川崎~弁天橋間、大川間が貨物線として開業。
1928(昭和  3)年 浜川崎~扇町間延伸開業。 
1930(昭和  5)年 全線電化。鶴見(仮)~弁天橋間延伸開業し旅客営業を開始。
1932(昭和  7)年 芝浦製作所の専用線を買収し浅野~新芝浦間開業。
1934(昭和  9)年 鶴見駅に乗り入れ開始。
1938(昭和13)年 安善通~石油間の旅客営業廃止
1940(昭和15)年 新芝浦~海芝浦間延伸開業。
1943(昭和18)年 戦時買収により国有化し鶴見線となる。
1945(昭和20)年 空襲により海芝浦支線、大川支線が不通となる。それぞれ1948年、1950年に復旧。
1961(昭和36)年 年間輸送人員3,766万人でピークに。
1971(昭和46)年 鶴見駅以外の駅が無人化。
1987(昭和62)年 国鉄分割民営化。東日本旅客鉄道の路線となる。
1996(平成  8)年 旧型国電が運行終了。翌日から大川支線の電車が安善での乗換となる。
2004(平成16)年 現行車両の205系電車の運用開始。



----------横浜市鶴見区----------

#0414 鶴見
(つるみ)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1930(昭和5)年
(鶴見臨港鉄道)
【乗車人員(日)】80,182人
【他路線】
東日本旅客鉄道 東海道本線
(所属線。貨物支線含む)、南武線(貨物支線)、
武蔵野線(貨物支線)
【その他】1931、1934年にそれぞれ100m終点側に移転。
0.5km
(1942年廃止・・・本山)
0.4km
#0415 国道
(こくどう)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1930(昭和5)年
【乗車人員(日)】1,539人(2008)
0.6km
#0416 鶴見小野
(つるみおの)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1936(昭和11)年
【乗車人員(日)】4,905人(2008)
【駅名変遷】工業学校前[留](1943)
0.9km
#0417 弁天橋
(べんてんばし)
区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1926(大正15)年
【乗車人員(日)】5,416人(2008)
【その他】
(1926)貨物駅として開業
(1930)旅客営業開始(1943)貨物取扱廃止。
7.5km 1.1km
(1982年廃止・・・鶴見川口[貨]

#0418 浅野
(あさの)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1926(大正15)年
【乗車人員(日)】894人(2008)
【他路線】
東日本旅客鉄道 鶴見線(海芝浦支線)、
貨物支線(1982年廃止・1943年まで弁天橋が起点)
【その他】(1930)旅客営業開始
0.5km
#0421 安善
(あんぜん)
【区分】甲 【撮影日】23013/6/22
【開業】1930(昭和5)年
【乗車人員(日)】1,625人(2008)
【駅名変遷】安善通(1943)
【他路線】貨物支線(1986年廃止)
0.4km
0.6km (1939年廃止・・・安善橋[貨])
(1986年廃止・・・浜安善[貨])
----------川崎市川崎区----------
#0422 武蔵白石
(むさししらいし)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1931(昭和6)年
【乗車人員(日)】1,601人(2008)
【他路線】東日本旅客鉄道 鶴見線(支線)
0.6km
(1941年廃止・・・海水浴前[臨])
0.5km
(1943年廃止・・・渡田)
0.5km
#0426 浜川崎
(はまかわさき)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1926(大正15)年
(鶴見臨港鉄道)
【乗車人員(日)】2,606人(2008)
【他路線】東日本旅客鉄道 
東海道本線(貨物支線・所属線)
南武線支線
【その他】(1943)旅客営業開始
0.3km
(1943年廃止・・・若尾[留])
0.4km
#0425 昭和
(しょうわ)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1931(昭和6)年
【乗車人員(日)】569人(2008)
【その他】(1943)停留場より昇格。
0.6km
#0424 扇町
(おうぎまち)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1928(昭和3)年
【乗車人員(日)】616人(2008)
【その他】(1943)旅客営業開始。




いわゆる海芝浦支線
(うみしばうらしせん)

----------(全線)横浜市鶴見区----------
#0418 浅野
(あさの)
0.2km
(1935年廃止・・・末広[留])
0.7km
#0419 新芝浦
(しんしばうら)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1932(昭和7)年
【乗車人員(日)】362人(2008)
0.8km
#0420 海芝浦
(うみしばうら)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1940(昭和15)年
【乗車人員(日)】3,250人(2008)




いわゆる大川支線
(おおかわしせん)

----------横浜市鶴見区----------
#0421 安善
(あんぜん)
※路線の分岐点は武蔵白石だが、列車の乗換駅。
0.6km
----------川崎市川崎区---------
#0422 武蔵白石
(むさししらいし)
※路線の分岐駅だが列車は通過。
1.0km
#0423 大川
(おおかわ)
【区分】甲 【撮影日】2013/6/22
【開業】1926(大正15)年
【乗車人員(日)】1,009人(2008)



2018/03/23

「死ぬまでに全駅」(392) #1790 東松戸駅(2/2回)

#1790 東松戸(ひがしまつど)

(その2)

[1][2]

北総鉄道の東松戸駅は
北総鉄道が第一種鉄道事業者、
京成電鉄は第二種事業者として
施設を共用し電車を運行している。


開業は1991年でJR駅より7年も早い。
武蔵野線は駅のない頃から高架だったのか、
それを跨いでいるのでホームは
高い位置にあり、地上4Fに設置されている。


なかなかの威容だが、
3Fが改札階で、
2Fはほとんど通路と階段のみ。
埼京線の駅に似ている。


北側ロータリーのようす。
既出だがもともとの地名は「紙敷」。
だから駅の仮称も「紙敷」だった。


北口地上出入口はこんな。
ここ以外にJRとの交差部に
階段があるのは紹介済み。


南側の出入口は「マルエツ」の左側に。
駅名を示すものはとくにない。
もちろんマルエツの店舗内を抜けて
こちら南側に出ることも可能。


その1でも紹介した高架下の階段。
当駅のメインエントランスで、
乗換も便利。


2枚目写真でdisった2Fのようす(笑)
下層部が商業施設「ベルクス」、
上層階がマンションの
「アルフレンテ東松戸」へ直結する
連絡橋がある。


改札口は1ヶ所。
一日の乗車人員は北総、京成あわせ
10,724人。
JR駅より先に開業したが
利用客はJRの半分強。


改札口より改札内コンコースをのぞむ。


改札内コンコースには
こんな気の利いたスペースも。


ホームは島式2面4線。
開業時は島式1面2線だったが、
2009年に島式2面となり、
その翌年緩急連絡の運用を開始した。


1,2番線は上り上野方面。
両隣の駅はそれぞれ秋山、松飛台だが
京成成田空港線(成田スカイアクセス)は
北総の特急と同じ停車駅の
京成高砂、新鎌ヶ谷となる。


1番線ホーム中ほどより上野方向。
京成の電車は特急かスカイライナーのみで、
北総の普通電車はこちら1番線
(下りは4番線)で緩急接続をおこなう。


細長い待合室はなかなか機能的。
ケガしてもここに担架があるよ(笑)


かわって3,4番線は
下り成田空港方面。
2009年の2面4線化は開業時より
拡張可能な構造だったため、
現状は何の違和感もない。


3番線中ほどより上野方向。
スカイライナーの通過待ちは
時間によっては
京成のアクセス特急もおこなう。


1,2番線より上野方向。
さきに書いたとおり、
次駅は北総が秋山、
京成が京成高砂である。


同じく1,2番線ホーム端より
成田空港方面。
こちらは次駅は北総が松飛台、
京成は新鎌ヶ谷。







2018/03/12

「死ぬまでに全駅」(392) #1790 東松戸駅(1/2回)

#1790 東松戸(ひがしまつど)


[1][2]

・北総鉄道 北総線(第一種鉄道事業者)
 秋山|松飛台
・京成電鉄 成田空港線(第二種鉄道事業者)
 京成高砂|新鎌ヶ谷
・東日本旅客鉄道 武蔵野線
 新八柱|市川大野
【区分】甲 
【撮影日】2015/12/26,2016/10/22
【所在地】千葉県松戸市
【開業】1991(平成3)年(北総)
    1998(平成10)年(JR)
【乗車人員(日)】10,724人(北総)
    19,586人(JR)


千葉県松戸市に所在。
北総鉄道とJR東日本の駅。
それほど大きな駅ではないが、
全2回に分けて紹介する。


まずJR駅から。当駅は1991年に
北総開発鉄道の駅として開業、
JR駅は当初設置予定なしとしたが
1998年、地元の費用負担を受け、
請願駅として開業した。


西口のようす。当駅は高架駅だが
北総鉄道がさらに上部を直角に交差する。


西口ロータリーは
北総線駅から見ると北側にあたる。
10系統が路線を伸ばし、すべて
この西口バスロータリーから発着する。


東側の出入口。
駅前広場にあたるものはなく、
駅入口にいたる道もこのように細い。
2012年には地名も「紙敷」から
「東松戸」に改められた。


スーパー「マルエツ」が
ホーム下の1Fに入る。
中央奥の階段は北総線乗り場へ。


改札前コンコースのようすを
上写真の「マルエツ」前より。


改札口。
一日の乗車人員は19,586人。
北総/京成の乗車人員はこの半分。


改札内から改札口を。
中央の外光部が東口。
どうも、あまた見てきた首都圏の
「乗換駅」の喧騒が薄弱。


改札内コンコースのようす。
「にぎわってない」理由は
いろいろあるが、
北総線の運賃が高いのと、
電車の運行本数が少ないのが
原因とのこと。


ホームは2面2線の相対式。
こちら2番線西船橋方面下り。
どうやら当駅1番線の写真は
ないようだ。撮り忘れた(笑)


同じく2番線西船橋寄りから
新松戸方向を見る。
「乗換駅」には必ず乗り換える
何らかのメリットがある。
目的地に速達するとか、
目的地により近い駅で下車できるとか。
当駅のそれはどうも希薄なようだ。
この駅で乗り換えなくても、と。


2番線ホーム端より新松戸方向。
しかし乗降客は年々増加しており、
武蔵野線全駅26駅中15位。


逆に西船橋方向。北総駅へは
一度地上に降りねばならないものの、
乗換はわかりやすくスペースもじゅうぶん。
駅周辺は徐々に賑わいを見せてきている。
次回はその2、北総線の駅を紹介。


その2に続きます。