2017/12/01

「死ぬまでに全駅」(364) #0139 金沢八景(仮)駅

#0139 金沢八景(仮)かなざわはっけい)

・横浜シーサイドライン 金沢シーサイドライン
 野島公園|
(取材時の事業者名は横浜新都市交通)
【区分】甲 【撮影日】2012/10/13
【所在地】横浜市金沢区
【開業】1989(平成元)年
【乗車人員(日)】7,558人
【その他】副駅名:関東学院大学前
 (2018)京急本線金沢八景駅まで延伸予定。

横浜市金沢区に所在。
横浜シーサイドラインの駅。
ただし現在の駅は仮のもの。
2018年度には150mほど延伸し
京急駅と接続する予定。

鎌倉時代、北条政子が創建した
琵琶島神社が浮かぶ平潟湾に
並行して駅は設置されている。

地上の出入口。
これと別に京急金沢八景駅と連絡する
歩道橋のような連絡通路があった。
現在は工事が進み撤去されている。

多数のボートが係留されている平潟湾。
軌道は90度の円弧を描き、当駅に至る。
左後方の小山は野島公園。

一日の乗降人員は14,957人。
すこしづつ増加傾向。

改札内。
長い通路の途中にはトイレも。
なるほど「仮」という雰囲気。
しかし開業は1989年だから、
仮営業の期間はじつに
30年近くにも及んだことになる。

ホームは他駅同様フルスクリーンタイプの
ホームドアが設置されている。
しかし当駅のみが単式1線の構造。

そもそも仮駅設置となった理由は
京急駅周辺の用地買収が難航したため。
開業が2年遅延し、暫定的に仮駅での
開業を迎えた。1989年のこと。

八景島、新杉田方向を見る。
「金沢八景」と謳われた美しい
海岸線の風景を辛うじて残す。

それから5年がたち・・・。
軌道はすでに
京急駅付近まで延伸工事が済んでいる。
左の工事中のビルのあたりには
通称「金沢八景ビル」があったが、
2016年に解体された。1967年竣工、
外壁には池田満寿夫、靉嘔による
デザインのレリーフが聳えたち、
八景のランドマークとなっていた。

(上写真撮影日:2017/11/30)

京急金沢八景駅前の通り。
延伸がここまで遅れたのは
市が駅前周辺の
再開発を併せ進めてきたから。

「八景のゴミゴミ感」を象徴する、
狭小の駅前広場。いまはもうない。
立ち退いた商店群は駅北方の
仮店舗「せとこみち」へ移転した。

現在の京急駅前のようす。
再開発工事がたけなわ。
右の足場がシーサイドライン駅で、
京急駅と直角に接続。
この付近はバスロータリーとなる。
さてどんなまちに生まれ変わるのか。
やはりその中心に鉄道駅がある。

(上写真撮影日:2017/11/30)





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