2016/12/07

シヌゼン各駅紹介(278) キリ番の系譜#0001~1000(番外編) #0042 知和駅

#0042 知和(ちわ)

・西日本旅客鉄道 因美線
美作川井|美作加茂
【区分】甲 【撮影日】2000/8/6
【所在地】岡山県津山市
【開業】1931(昭和6)年
【乗車人員(日)】9人

最終回を残し、今回は番外編として、
岡山県津山市にある
JR因美線の知和駅を紹介する。

秘境駅ランキング131位。

この駅の取材はシヌゼンの開始から
さかのぼること12年も前のこと。
写真がよく残っているので
特別に登録駅とした。

ホームは単式1線。
一日の乗車人員は9人。
「写真がよく残っている」とはいえ、
先に示した撮影ルールを
とうてい満たしているとはいえない。

登録№を見ての通り、
まだ始めたばかりだったので、
全駅訪問など夢のまた夢と
思ったのだろう。
この駅を再訪することなど
あり得ない、くらいのレベルで。

当時は戦争遺跡探訪よりさらに前。
「漂泊の旅」と題して
国内をフラフラ放浪していた頃だ。

この時も駅が目的ではなかった。
3,4駅手前からブラブラ歩いているうち、
この駅にたどり着いたのだ。

ガラス越しに駅事務室?を撮影。
もうかなり前に無人駅となったが
備品類はそのまま放置されていた。

「漂泊の旅」シリーズは、
あまりいいことのなかった
みずからの経験の中では
「楽しかった思い出」のひとつ。
その中からの「名誉登録」は
いまでも間違ってはいないと思う。

遠くへ、知らない場所へ。
50を前にしてなお
その頃から変わらない憧憬が

いまのシヌゼンを支えている。

鳥取方面を撮影。
この駅の上り鳥取方面の
始発列車はお昼の12時過ぎ。
もちろん朝から列車はやってくるが
すべて快速のため当駅を通過する。

じつはふたつ先の那岐はすでに登録済み。
家族旅行のさいに立ち寄った丙区分である。
県境をまたぎ、コースから外れていたため
再訪はできなかったが、
いつか必ず、周辺の他の駅とともに
しっかり写真に収めたい。





2016/12/05

シヌゼン各駅紹介(277) キリ番の系譜#0001~1000(9) #0900 茂原駅

#0900 茂原(もばら)
 
・東日本旅客鉄道 外房線
新茂原|八積
【区分】甲 【撮影日】2014/6/29
【所在地】千葉県茂原市
【開業】1897(明治30)年
【乗車人員(日)】11,390人
【駅名変遷】「もはら」(1935)

【経過日数(#0001から)】790日
【経過日数(この100駅)】85日
千葉県茂原市の代表駅。
順番なら新茂原が900駅目だったが、
さきにこちらを取材し、キリ番に。
市内の駅は加えて本納駅の3つ。

こちら南口。
茂原は戦争遺跡探訪で
何度か足を運んだ因縁の場所であり、
キリ番にふさわしい駅。

いい写真ではないが南口を遠めから。
七夕を題材としたモニュメントがある。

地元出身者はタレント小倉優子、酒井彩名、
今年新人王の日本ハム高梨裕稔、
レーザーの風戸裕、「石井=ランシング協定」の
石井菊次郎など。

南口駅前のようす。
左は市営の駐車場。でかいな。
毎年7月の七夕まつりは
3日間で82万人を集める。
この数字は千葉県内の祭りでは最多。

かわって東口。「南北」じゃないんだね。
500mほど北に進むと沢井製薬の工場。
かつての海軍の茂原飛行場跡地である。
有名な掩体(壕)群は
新茂原駅下車のほうが近い。

東出入口を正面から。
当駅は高架駅だが、高架下は
「アルカード茂原」として店舗が連なる。

改札口。
一日の乗車人員は11,390人。
日立指扇など、すでにここで紹介した駅と
大体同じくらいの数字。

電車は休日日中で
上り3~4本/毎時、下りで2~3本。
特急「わかしお」も10往復以上停車。

改札内コンコースのようす。
1986(昭和61)年に高架駅となる。

ホームは島式2面4線。

1,2番線が上り千葉方面、
3,4番線が下り鴨川方面。
3番線鴨川寄りから東京方面を見る。

電車はおもに2,3番線に入線し、
1,4番線は当駅折り返し電車が入線する。
3番線千葉寄りから鴨川方面を見る。

2番線中ほどから千葉方面に向かって。
エレベーターの赤い扉が目立つ。
ホーム有効長は15両で長い。

1番線脇の6階建てビルは
「南総サンヴェルプラザ」。
もとは「茂原そごう」だったが、
2000年閉館。
撮影の20日後には
6Fに茂原図書館が移転し、現在にいたる。

3番線から鴨川方面をのぞむ。
次々駅上総一ノ宮までは複線区間。

同じく3番線から千葉方面。
当駅の開業は1897年房総鉄道の駅として。
1905年国有化。1909年には人車軌道が開業、
廃止後南総鉄道が開通し、
ガソリンカーを走らせていたが
1939年にこれも廃止となった。

茂原市はヨードを含む天然ガスの産地。
日本のシェアは世界第2位とのことだが
その大部分がこの茂原で生産される。
それと関連があるのかわからぬが、
ペインティングされたガスタンクが立つ。
このまちのランドマークといってよい。





2016/12/02

シヌゼン各駅紹介(276) キリ番の系譜#0001~1000(8) #0800 磐城石井駅

#0800 磐城石井(いわきいしい)
 
・東日本旅客鉄道 水郡線
南石井|磐城塙
【区分】丁 【撮影日】2013/4/5
【所在地】福島県東白川郡矢祭町
【開業】1931(昭和6)年
【乗車人員(日)】30人

【経過日数(#0001から)】705日
【経過日数(この100駅)】103日

福島県東白川郡矢祭町にある、
JR水郡線の駅。
隣駅が「南石井」なので
多少大きい駅かと思ったが、
こんな(笑)

・丁種出動について(1)
 丁種とは、駅巡りを自家用車でおこなう区分である。
 ダイヤに関係なく一日に多くの駅を訪問できるのがメリット。アクセスは鉄道のみとか、乗下車必須などさまざまにルールを決めている方も多いが、それは個人の自由だ。ただし昔はテツだったので多少後ろめたさはある。またこれを始めたのが40代半ばというのも「言い訳」(笑)のひとつで、鉄道オンリーでは全駅は不可能。
 丁種出動は定期的には毎年4月と8月の第一週と定められており、近くに未訪問駅が残っている限り、いまのところ年2回で十分。

簡易な駅舎の中は待合スペース。
次駅の磐城塙は駅舎も立派で、
800駅目に相応しい駅ではあったが、
丁種はスピードが肝心。
キリ番のために後戻りはできない。

・丁種出動について(2)
 対象は、1.まあまあ遠隔地、2.ダイヤが薄い、3.沿線にあまり人が住んでいない、の条件をふたつ以上満たしている路線を選んできた。2は説明不要かと思うが、1は取材開始駅に朝早くアクセスするためである。自宅出発は当然、真夜中となる。3は、賑やかな駅に車で乗りつけても、駐車に難儀するからだ。自治体によっては「パークアンドライド」の考え方が進み、駅に駐車場を併設しているところも多いが、ない場合はコンビニやドラッグストアに駐車し、駅まで延々歩く場合もある。ただし逆に「秘境」レベルで周囲に何もない山間部の駅では、駅までの道がなく、平地もないため駐車できないケースが稀にある。

ホームは単式1線。水戸方面を見る。
キリ番にこだわらず進んだ結果、
この日の登録43駅はここまで
一日の登録最多記録である。

・丁種出動について(3)
 丁種出動のメリットは次の3つ。
 1.取材を早朝から開始できる。
 これは前項で説明のとおり。夜明けとともに取材開始で一日をフルに使える。ただし帰路の居眠り運転に注意(笑)
 2.ダイヤが薄くてもまったく関係なし。
 これも上で説明済み。これが最大のメリット。運行本数があれば鉄道を選択したい、とは思う。
 3.その場所をつぶさに見ることができる。
 鉄道で移動するより道路を走ったほうが、その場所の雰囲気や生活ぶりをより近くに感じることができる。「その場所に行った」気持ちを強く感じられる。基本的に駅で下車しても駅周辺しか歩かないからね。

郡山方面を撮影。
以前は2面2線の相対式ホームだった。
ホームの跡は今でも残っている。

・丁種出動について(4)
 いちおう、決めていることがひとつある。
それは「可能な限り、駅に入場するための切符を持っていなければならない」というもの。4月と8月に出動するのは「青春18きっぷ」が使用できるからで、駅員のいる駅でハンコを押してもらい、その日の入場をフリーにしておく。私鉄各線も同じ。哀れなのはそのきっぷ。一度も列車に乗車せずに期限を失効するのだ(笑) ただしフリーきっぷ系がない路線の無人駅で入場券も買えない場合もあるし、スタートの駅に駅員がおらず数駅は何も持たず入場してしまう場合もある。

一日の乗車人員はわずかに30人。
こんな駅で800の節目を迎える。
それもまたよしか、と思えてきて
この小駅をあとにする。