2015/01/30

「死ぬまでに全駅」(29) #0568 南三原駅


東日本旅客鉄道 内房線 南三原(みなみはら)駅
千歳|和田浦
 

【所在地】千葉県南房総市
【開業】1921(大正10)年
【乗車人員(日)】515人

いやーもう千葉の突端だよ。
突端は洲崎だが、蘇我で分岐する内房線と外房線の
どちらからもほぼ同距離という意味で。

残暑厳しい9月はじめ。
潮焼けしたような木々と低山の数々。
房総はどこもこんな感じ。

相対式2面2線のホームは跨線橋で結ばれる。
千倉~安房鴨川間は昔から特急もやってこない。

それでも電車は1時間に1本はやってくる。

引込み線がある。架線は張ってない。

駅舎は2003年に地元の要望で立て替えられたもの。
凡庸だがなかなかの面構え。
国道128号線に隣接して、バスはまずまずやってくる。

改札。
JR関連会社が管理する委託駅。
多目的ホールも併設されている。

屋根には太陽光発電のパネル。
形容する言葉ももう擦りきれてしまった、
よくある海辺の田舎まちを後にする。


撮影日;2013/9/7




「死ぬまでに全駅」(28) #0466 小田原駅(その5・最終回)


#0466 小田原駅 その5(最終回)

その1 その2 その3 その4に戻る)


最後に伊豆箱根鉄道線の写真をご覧頂き、
5社の乗り入れるこのターミナル駅から離れるとしよう。

大雄山線小田原駅は地平に改札がある。
東口に向かい階段を降りる。



道了尊の天狗様の見下ろす改札口。
しかし駿豆線以上に通勤路線としての性格も強い。


こぢんまりとしたホームは3両編成で目いっぱい。

頭端式ホームで、
写真右のホームは使用していない。

こんなにちっちゃくても、
この駅の栄誉ある1,2番ホームだ。

大雄山線ホームは1935(昭和10)年の開業。
一日の乗車人員は8,738人。

大雄山方面を撮影。
駅を出るとすぐに単線となる。


横浜駅にみなとみらい線が開業し6社となるまで、
当駅の鉄道会社5社乗り入れは日本一だった。
新幹線、通勤電車、ロマンスカー、ローカル私鉄と、
次々にやってくる電車を
ただ眺めているだけでも飽きない。








撮影日;2012/12/23,2013/7/13,11/30

2015/01/29

「死ぬまでに全駅」(28) #0466 小田原駅(その4)


#0466 小田原駅(その4)

その1 その2 その3に戻る)

小田急線小田原駅構内図(小田急WEBサイトより)
http://www.odakyu.jp/station/odawara/station_map_3d.html

今回は小田急電鉄の駅構内、ホームを。 

2003年の橋上駅舎完成によりモダンに生まれ変わった。
といってもそれ以前の様子はよく知らんのだが。

小田急が小田原まで達したのは1927(昭和2)年。
一気に新宿-小田原間を完成させた。

アーチ状の屋根が美しい駅構内。

ガラス張りのこの屋根がホーム、
コンコースのすべてを覆っている。

ホームは7~10番線。11番線が箱根登山鉄道専用。

箱根湯本方から。
右が箱根登山鉄道用11番ホームで頭端式。
2006年まで登山鉄道の電車も小田原まで乗り入れていた。

同じく頭端式の9番ホーム。

箱根登山鉄道用ホーム。
小田原~箱根湯本間は箱根登山線だが、
運行される電車はすべて小田急のもの。

小田急線から直通する電車は
下りがこの電車の裏側の7番、
上りが写真左奥の10番線に発着する。

夜明けの小田原駅11番ホームから
箱根湯本方面を撮影。
次回は最終回で伊豆箱根鉄道編。

(最終回に続く)


2015/01/28

「死ぬまでに全駅」(28) #0466 小田原駅(その3)

#0466 小田原駅 その3

その1 その2 に戻る)


小田原駅その3は新幹線ホーム、構内を紹介。

西口側にある新幹線改札。なかなかの盛況ぶり。
世界的観光地・箱根の玄関口でもある。


改札内の様子。
もし大船よりも西の県内に住んでいたら、
新幹線は小田原から乗車するだろう。


こちらは東海道線の改札内から直結する連絡改札。
認知されづらいのか、あまり利用客はいなかった。


ホームに出てみる。
相対式ホームの中2線は通過線。

 
上り「こだま」が進入してくる。
当駅は新幹線駅としては急なカーブを描いて
設置されている。

 

列車の大半は通過するのである。
おわかりになるだろうか、
通過線は強いカントがつけられている。

 

ホーム端から熱海方を撮影。
競輪場などがある小高い山を
トンネルで突っ切る。


その4へ続く)

2015/01/23

「死ぬまでに全駅」(28) #0466 小田原駅(その2)


#0466 小田原駅 その2
その1に戻る)



JR東日本の改札内コンコース。


橋上の改札へ上がる熱海寄りの階段には
弧を描いた屋根がかかっている。


下り熱海方面が3,4番線、
上り東京方が5,6番線。


中の2線はJR貨物が使用する。


5,6番線。東京方にはエスカレーターがある。


3,4番線。この駅の1,2番線となる
伊豆箱根鉄道ホームが見える。


3,4番線の熱海方。待避線が一本見える。


熱海方面を撮影。小田原城が見える。


東京方。わかりづらいが新幹線が上り勾配を
進んで駅に進入しようとしている。
次回はその新幹線ホームを紹介する。

その3へ続く)

2015/01/21

「死ぬまでに全駅」(28) #0466 小田原駅(その1)

#0466 小田原(おだわら)

東日本旅客鉄道 東海道本線
鴨宮|早川
東海旅客鉄道 東海道新幹線
新横浜|熱海
小田急電鉄 小田原線
足柄|
箱根登山鉄道 鉄道線
|箱根板橋
伊豆箱根鉄道 大雄山線
緑町

【所在地】神奈川県小田原市
【開業】1920(大正9)年
【乗車人員(日)】34,602人(JR)




中世より城下町、宿場町として栄えた小田原に
駅が誕生したのはわが国に鉄道が開通して
50年以上も経ってからと、意外に遅い。
当時の東海道線が国府津から現在の
御殿場線にあたる山北、御殿場経由で
敷設されたためだ。その後小田急が突貫工事で
新宿から小田原まで線路を敷いたのが1927年、
1934年の丹那トンネル開通後は東海道線が
熱海を経由するようになり、晴れて小田原は
「東海道」の経由する土地に返り咲く
ことになる。
それ以前、箱根登山鉄道、伊豆箱根鉄道が
開通し当駅発着となり、1964年に新幹線停車駅と
なってからは、県西部最大のターミナル駅
としての地位を不動のものとした。

駅構内図(JR東日本WEBサイトより);http://www.jreast.co.jp/estation/stations/382.html



2005年完成の東口駅ビル「小田原ラスカ」。
「表口」とも言われるとおり、
市街中心部、小田原城へはこちらから。


東口へ下る階段があるが、
多くの利用客は2階のデッキに出て歩道橋を利用する。


東西自由通路の様子。
弧を描いたスケルトンの屋根と、
名物「小田原ちょうちん」との対比が面白い。


東海道線と小田急線の改札は
この通路上にあり、乗換えもスムーズ。


変わって西口の様子。
新幹線の改札が近い。路線バスも発着するが、
発車待ちの観光バス、タクシーも多い。
ロータリーには北条早雲の銅像が鎮座している。


西口の出入口。
地方駅ではよく見かけるが、
ここも駅前に格安チケットショップがある。


新幹線のりば、といった感じで、
東口とくらべ落ち着いた雰囲気。


駅から見える小田原城。
次回からは乗り入れ各5社の改札、ホームの様子を
紹介する。

その2に続く)