2018/04/18

「死ぬまでに全駅」(399) #1233 北戸田駅

#1233 北戸田(きたとだ)

・東日本旅客鉄道 東北本線(埼京線)
 戸田|武蔵浦和
【区分】甲 【撮影日】2015/3/15
【所在地】埼玉県戸田市
【開業】1985(昭和60)年
【乗車人員(日)】20,560人(2016)


埼玉県戸田市にあるJR埼京線の駅。
埼京線の駅は初めての紹介。
「埼京線」とは運転系統の名称で、
路線は正式には東北本線の「別線」である。


まずは東口に。
ホームが高い位置にあり、
駅全体が壁のようにそそり立つ。


1985年、国鉄末期に開業。
埼京線は東北新幹線に並行して建設され、
いわゆる「通勤五方面作戦」でも
飽和状態の既成路線を
補完する目的で建設された。


駅周辺は住宅地と工場が
混在したような場所である。
奥に見えるのはいまや北戸田の
ランドマーク的存在のタワーマンション
「北戸田ファーストゲートタワー」


かわって西口。
こちらは派手なオレンジの塗装。
クルマ寄せのロータリーがあり、
左へ進むとバス停もある。
日高屋も(笑)。


埼京線内の各駅は
「ステーションカラー」があり、
ホーム上屋の柱などが
それぞれのカラーで塗られている。
戸田市の駅はこのカラーを律儀に
外観にも取り入れているため、
こんなド派手な印象になっている。


改札口と駅コンコース。
同じく高架駅ばかりの京葉線の駅と
作りも雰囲気も似通ったところがある。
開業も同年代だし。


改札口。
一日の乗車人員は20,560人。
15年間で5割増しで、増加を続ける。


改札口を改札内から。
快速電車の通過する駅としては
浮間船渡に次いで利用客が多い。


ホームが高い位置にあるため、
途中踊り場を経てホームへあがる。
線内では最も高い位置にホームがある。
ここで取り上げた「埼京線」の駅とは
当駅こと。


もちろん、
エスカレーター、エレベーターでも
ホームへ上がることができる。
朝夕のラッシュ時は当然、混み合う。


ホームは1面2線。
イメージカラーのオレンジのラインが入る。
左が1番線、南行の赤羽方面、
右が2番線、北行の大宮方面。


2番線を赤羽方から大宮方向。
一段低い線路は新幹線。
当駅が高い位置にあるのは
この先の東環道の高架をさらに跨ぐため。


1番線中ほどより大宮方向。
当駅は計画時はもっと東寄りに
設置される予定だった。


しかし住民の反対運動により
西寄りのコースに変更された。
地図を見ると
西側に湾曲しているのがわかる。
2番線を赤羽寄りから大宮方向。


もともと新幹線を通すこと自体、
住民の反対運動を受けることになるが、
その見返りに埼京線を通し、
駅を設置し利便を図ったという経緯もある。
ホーム中ほどの待合室付近を撮影。


大宮方ホーム端より大宮方向。
東環道の防音シールドが右遠くに見える。
高層のビル群はさいたま新都心。
高い位置だけになるほど見晴らしがいい。


赤羽方ホーム端より、
赤羽方向。
右の併走する新幹線の架線柱が一段低い。
この場所にいつまでも鉄道が、
駅がない生活をもはや想像できない。
それほどまでに沿線の人口は増え、
埼京線もいつしか首都圏の最重要路線の
ひとつに数えられるようになった。








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