2020/11/13

【新規投稿】
イチゴイチエキ。各駅紹介(562) #0731 黒磯駅

#0731 黒磯(くろいそ)

・東日本旅客鉄道 東北本線  
那須塩原(5.5km)(4.0km)高久

くろいそ Kuroiso
区分甲II
撮影日2014/1/3
所在地栃木県那須塩原市
開業1886(明治19)年
乗車人員(日)2,316人(2019)
駅構造地上駅
ホーム3面5線
 


2014
 駅舎は新幹線の高架下。
 栃木県那須塩原市に所在。東日本旅客鉄道・東北本線の駅。交直流電化の境界であり、当駅より南は直流1,500V、北は交流20,000Vとなる。電車も電気機関車も交直流両方の車両が乗り入れ、バラエティに富む。また、かつては那須御用邸に向かう皇族の最寄駅として機能し、専用の出入口が今も残る。

駅の出入口は西側のみ。
後述するが東側にも「駅前」が
あるが、西側の改札を出て
跨線橋で東に移動する構造。
開業は1886(明治19)年、
日本鉄道の駅として。同時に
機関庫や保線区も併設され、もう
130年以上前から要衝駅として
機能していた。1906年国有化。


立派な高架駅かと思いきや、
上を走るのは東北新幹線。
新幹線の高架下に駅があるだけで
もちろん新幹線は停車しない。
皇族が那須御用邸へ向かう際の出入口。
現在は新幹線の那須塩原駅が使われることが多く、
ほとんど使用されない。
2016(平成28)年に特急「カシオペア」が
廃止となり、当駅を「跨ぎ」で運転される
旅客列車が皆無となった。

かわって東側駅前のようす。
改札は西側にしかないが、東側に
交通広場があり、跨線橋を渡って
移動が可能。


 駅舎内、改札口のようす。
 一日の乗車人員は2,316人(2019)。2000(平成12)年には3,000人を超えていた。ちなみに新幹線の停まる隣駅・那須塩原は5,291人。半分しかない。

1番線に直結する改札口。
二階がある、と思いきや、何もない。
屋根の上は東北新幹線が走る。

ズラリ、タテに並ぶサボのオブジェ。
1959年に宝積寺から当駅間が直流電化。
間もなく当駅より白河まで交流電化した。
直流電車は当駅以東へは進めない。

ホーム側より改札口。
現在は上野・品川行き上りが
朝のうちに4本健在。上野より
下り当駅行きは夜に1本が残る。
上り1番ホームに直結。
東口に改札はないので、駅利用客は
必ずこの場所を通ることになる。


 ホーム(3面5線)
 西側より1~3番ホームが上り宇都宮・大宮・上野方面。4,5番ホームが下り郡山・福島方面。改札口付近に跨線橋階段が設置されているが、4,5番線は宇都宮方ホーム端に跨線橋が接続され、そのぶん郡山方にホームが突き出した格好となっている。

1番ホーム改札前付近より
郡山方面を撮影。

1番ホーム宇都宮方の皇族専用出入口。

現在は使用されておらず、
がらんと。

2番ホーム中ほどより郡山方向。

2,3番ホーム中ほどより宇都宮方面。

2番ホーム郡山寄りから郡山方面。

2番ホーム中ほど跨線橋付近より
郡山方面を見る。

3番ホーム郡山寄りから郡山方面。

2,3番線宇都宮方ホーム端付近より
改札口、郡山方向。

跨線橋は南北に2ヶ所。通路内を撮影。
うち宇都宮方の跨線橋は駅構内には
設置されておらず、改札を出て
東口側へ渡ることができる。

4番ホームは下り福島・仙台方面。
電車も交流電車が入線してくる。
写真は2014年のもので、現在は
交流電車の運用はなくなり、
郡山方からは交直流電車がやってくる。

4,5番線宇都宮方ホーム端より
宇都宮方面を見る。

4番ホーム宇都宮方ホーム端より
宇都宮方向を見る。
この4,5番ホームのみ郡山寄りに
偏って設置されている。

4番ホームやや郡山寄りから
郡山方面を見る。
左の高架は東北新幹線。

5番ホーム中ほどより
郡山方面を見る。
直流機が留置されている。
 

 
 以前は駅構内で交直流切替。
 
 1959年より交直流電化の境界となり、東北本線の運用上の要衝として機能してきた。2017(平成29)年まで交直流の切替えは3番線(直流専用)除き駅構内で地上によって行われてきたが、2018年より郡山方にデッドセクションを設けて構内は完全に直流化、切替は通過中に車上切替となった。

左の鉄骨架線柱上の、グレーの
3つの箱は交直切替断路器。
2017年限りで使命を終えた。
現在は交直流を郡山方に
設置されたデッドセクション上で
切り替える方式となった。


 下り郡山方面
 次駅は高久。デッドセクションはこの先数百m先の那珂川の橋梁の手前に設置されている。


 上り宇都宮方面
次駅は那須塩原で、誕生までにはいろいろとあった。真上を通過する新幹線の駅が当駅でもバチは当たるまい、としみじみ思う。東北方面の鉄路への多大なる貢献ももう忘れ去られ、広大な駅構内が寒々と場所を持て余している。



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