2015/02/26

「死ぬまでに全駅」(47) #0010 久里浜駅


#0010 東日本旅客鉄道 横須賀線 久里浜(くりはま)駅
衣笠|


【所在地】神奈川県横須賀市
【開業】1944(昭和19)年
【乗車人員(日)】7,127人

※Facebookで「機会があればもう一度訪れてみたい駅」を選出する
「死ぬまでに全駅1-500駅レビュー」で選出された10駅のうちのひとつ。


横須賀線の終着駅。
すぐ隣りに京急の久里浜駅があり、
「終着駅」とするにはやや憚りがあるが、
雰囲気はそれそのものである。
 
開業当時の駅舎をいまも使用する。
1944年、戦争が激化するなか開業。
久里浜には海軍の軍需部倉庫などがあり、
軍事物資運搬を主目的に
横須賀から延伸した。
 
初夏。ポピーの花畑が見事。
まちの中枢はすべて京急駅の周辺に集中し、
以前は「荒(すさ)んだ」という言葉を
使ってもいいくらい、マイナスのオーラを
放っていた時期もあった。
 
木造であることがわかる。
二階建てのように見えるが、
天井が高い平屋。
 
一日の乗車人員7,127人。
京急が21,617人なので、三倍の違いがある。
 
久里浜~横浜間は50分以上を要するが、
京急久里浜~横浜は30分ちょっと。
運賃も安いとあれば勝負は明らか。
 
最近新しい跨線橋ができた。
エスカレーターつき。
 
役目を終えた旧跨線橋。
発着する電車はE217系。
逗子以南の駅は11両編成までしか
対応しておらず、15連の電車は逗子で
付属編成を切り離す。

駅構内は広々。
電留線が多数引かれている。
もとは国府津機関区の支社だった。

現在跡地は訓練センターとされ、
珍しい車両が置いてあったりする。
 
横須賀方を撮影。
長大編成の通勤電車は
この風景に溶け込みにくい。

終点側。駅を過ぎてもしばらく線路が続く。
電留線に入るにはいったん頭を終点側に
突っ込み、方向転換する。
途中踏切があり、運転士が移動する間
踏切で電車が立ち往生する光景が見られる。
 
かつて久里浜駅手前から線路が分岐し、
海軍軍需部倉庫へ引込み線が延びていた。
そこが最終目的地だった。
いまその場所は「くりはま花の国」となって
市民の憩いの場所になっている。
 

撮影日;2012/5/27
(最下部のもののみ2002/4/13)




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