#0731 黒磯(くろいそ)駅
・東日本旅客鉄道 東北本線
くろいそ Kuroiso | |
区分 | 甲II |
撮影日 | 2014/1/3 |
所在地 | 栃木県那須塩原市 |
開業 | 1886(明治19)年 |
乗車人員(日) | 2,316人(2019) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面5線 |
2014
駅舎は新幹線の高架下。
栃木県那須塩原市に所在。東日本旅客鉄道・東北本線の駅。交直流電化の境界であり、当駅より南は直流1,500V、北は交流20,000Vとなる。電車も電気機関車も交直流両方の車両が乗り入れ、バラエティに富む。また、かつては那須御用邸に向かう皇族の最寄駅として機能し、専用の出入口が今も残る。
駅の出入口は西側のみ。 後述するが東側にも「駅前」が あるが、西側の改札を出て 跨線橋で東に移動する構造。 |
立派な高架駅かと思いきや、 上を走るのは東北新幹線。 新幹線の高架下に駅があるだけで もちろん新幹線は停車しない。 |
2016(平成28)年に特急「カシオペア」が 廃止となり、当駅を「跨ぎ」で運転される 旅客列車が皆無となった。 |
かわって東側駅前のようす。
改札は西側にしかないが、東側に
交通広場があり、跨線橋を渡って
移動が可能。
駅舎内、改札口のようす。
一日の乗車人員は2,316人(2019)。2000(平成12)年には3,000人を超えていた。ちなみに新幹線の停まる隣駅・那須塩原は5,291人。半分しかない。
1番線に直結する改札口。 |
ズラリ、タテに並ぶサボのオブジェ。 1959年に宝積寺から当駅間が直流電化。 間もなく当駅より白河まで交流電化した。 直流電車は当駅以東へは進めない。 |
ホーム(3面5線)
西側より1~3番ホームが上り宇都宮・大宮・上野方面。4,5番ホームが下り郡山・福島方面。改札口付近に跨線橋階段が設置されているが、4,5番線は宇都宮方ホーム端に跨線橋が接続され、そのぶん郡山方にホームが突き出した格好となっている。
1番ホーム改札前付近より 郡山方面を撮影。 |
1番ホーム宇都宮方の皇族専用出入口。 |
現在は使用されておらず、 がらんと。 |
2番ホーム中ほどより郡山方向。 |
2,3番ホーム中ほどより宇都宮方面。 |
2番ホーム郡山寄りから郡山方面。 |
2番ホーム中ほど跨線橋付近より 郡山方面を見る。 |
3番ホーム郡山寄りから郡山方面。 |
2,3番線宇都宮方ホーム端付近より 改札口、郡山方向。 |
跨線橋は南北に2ヶ所。通路内を撮影。 うち宇都宮方の跨線橋は駅構内には 設置されておらず、改札を出て 東口側へ渡ることができる。 |
4番ホームは下り福島・仙台方面。 電車も交流電車が入線してくる。 写真は2014年のもので、現在は 交流電車の運用はなくなり、 郡山方からは交直流電車がやってくる。 |
4,5番線宇都宮方ホーム端より 宇都宮方面を見る。 |
4番ホーム宇都宮方ホーム端より 宇都宮方向を見る。 この4,5番ホームのみ郡山寄りに 偏って設置されている。 |
4番ホームやや郡山寄りから 郡山方面を見る。 左の高架は東北新幹線。 |
5番ホーム中ほどより 郡山方面を見る。 直流機が留置されている。 |
以前は駅構内で交直流切替。
1959年より交直流電化の境界となり、東北本線の運用上の要衝として機能してきた。2017(平成29)年まで交直流の切替えは3番線(直流専用)除き駅構内で地上によって行われてきたが、2018年より郡山方にデッドセクションを設けて構内は完全に直流化、切替は通過中に車上切替となった。
左の鉄骨架線柱上の、グレーの 3つの箱は交直切替断路器。 2017年限りで使命を終えた。 現在は交直流を郡山方に 設置されたデッドセクション上で 切り替える方式となった。 |
下り郡山方面
次駅は高久。デッドセクションはこの先数百m先の那珂川の橋梁の手前に設置されている。
上り宇都宮方面
次駅は那須塩原で、誕生までにはいろいろとあった。真上を通過する新幹線の駅が当駅でもバチは当たるまい、としみじみ思う。東北方面の鉄路への多大なる貢献ももう忘れ去られ、広大な駅構内が寒々と場所を持て余している。
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