2018/05/30

シヌゼン各駅紹介(406) 
あなたの名前の駅はどこに・日本の名字駅にご案内(最終回) #0622 小林駅(千葉県)

#0622 小林(こばやし)

・東日本旅客鉄道 成田線(支線)
 木下安食
【区分】甲 【撮影日】2013/11/3
【所在地】千葉県印西市
【開業】1901(明治34)年
【乗車人員(日)】1,991人


名字ランキング第9位
小林さん
【全国の小林さん】約103.4万人
【分布】四国、九州は少ない。
【県別BEST3】長野1位、群馬、山梨2位、
茨城、新潟3位(千葉は9位)
【おもな著名人】
小林一茶(文学者)、小林一三(実業家)、
小林多喜二(文学者)、小林桂樹(俳優)、
小林亜星(音楽家)小林旭(俳優)、
小林よしのり(漫画家)ほか


千葉県印西市に所在。JR成田線の駅。
取材は2013年11月。
新駅舎の建設がすでにはじまっており、
完成予定図が掲示してあった。
絵のとおりか、こちらでご確認を。


取材時は旧駅舎が健在。
木造の可愛らしい駅舎だったが、
2014年11月、新駅舎の供用を開始した。


当時は駅舎は南側のみにあり、
改札も1ヶ所。現在は橋上駅舎化し、
南北に出入口がある。


北口へいたる跨線橋から
駅舎を見下ろす。
「小林」駅はほかにもふたつ。
兵庫・阪急今津線、宮崎・JR吉都線に。
だが阪急駅の読みは「おばやし」。


北口へ下りる跨線橋の階段から
北口を俯瞰する。
跨線橋は2本並行して設置され、
1本は南北連絡、
もう1本は上下ホームの連絡。
まあ珍しくはないが。


北口駅前のようす。
北も南も、駅周辺だけは
一戸建ての住宅が整然と並ぶ
ニュータウン風情。


駅舎内のようすを南出入口付近から。
サイドの南北連絡の跨線橋側にも
出入口が開く。


改札口。
1日の乗車人員は1,991人。
1994年は3,230人を数えた。
みなさんどこへ行ってしまったのか。


ホームは2面2線の相対式。
これは駅リニューアル後も変わらず。
こちら2番線上り我孫子方面、
向かい1番線下り成田方面。


2番線駅舎付近から成田方向。
開業は1901年、成田鉄道の駅として。


上下ホームは手前の跨線橋で連絡。
奥の跨線橋は駅南北を連絡する。
1番線中ほどより我孫子方向。


1番線跨線橋下から成田方向。
休日の夕刻、そろそろ陽が暮れる。


1番線を下り電車が去っていく。
学生を中心に下車客がある。
こちら側には改札口はないので
みな2番線の駅舎内の改札へむかう。


1番線にあった待合室。
木製の長椅子が寂寞感を醸し出す。


駅舎裏側のようす。1番線から撮影。
1926年から90年間、この場所で毎日、
列車を迎え、見送ってきた。
もちろん、たくさんのお客さんたちも。


ホームから改札口を撮影。
ほんのり薄暗い蛍光灯が
逆に温かみを感じさせる。


跨線橋から駅舎、成田方向を見る。
きれいな新駅舎が建てば、
周辺の印象は一変する。
利用客は減っても、やはり鉄道駅は
そのまちの中心に存在する。


この年の7月から始まった
駅リニューアルの工事は
まず我孫子方のホームから始まった。


そして陽が落ちる。
90年勤めあげたこの駅舎も
その役目を終え、もう存在しない。
ピカピカの新しい駅が
いいに決まっている。
しかし、本当にそうなのか。
ちょっと再考してみても
そう時間の無駄にはなるまい。






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