#1426 京阪電気鉄道 宇治線 宇治(うじ)駅 三室戸| |
【所在地】京都府宇治市 |
【開業】1913(大正2)年 |
【乗車人員(日)】5,353人 |
1001-1500駅レビュー 第3位
<選定理由> 「古都・京都の観光地にある終着駅。 ひとたび駅構内に立ち入れば、 奇抜なデザインの不思議空間に 思わず足をとめてしまう駅。」 |
京都府宇治市に所在する
京阪電鉄宇治線の駅。 JRにも「宇治」駅があり、約900m離れている。 |
宇治川。大阪湾に注ぐ淀川の、
京都流域部をそう呼ぶ。 写真の鉄橋はJR奈良線のもので、 当駅も右端に見える。 |
駅舎は一見、ままよくあるスタイルで
特別に個性があるようには見えない。 1995年に移転のうえ、改築。 |
それ以前はホームは
JR奈良線の北側にあったが、 現在は駅舎のみ北側で、 ホーム、改札は南側にある。 |
府道7号と、このロータリーを設けるために
ホームを移動した。 路線バスは大久保、黄檗、JR宇治駅などへ 向かう。 |
正面に大きく開いた入口から
半地下式に改札へと通路が続く。 2枚目写真のJR奈良線の下をくぐる格好。 |
改札口が近づくにつれ、
駅構内は「不思議空間」と化す。 |
円形を大胆に取り入れたデザインは
私鉄駅初のグッドデザイン賞を受賞。 打ちっ放しのコンクリートが 円とは対象的に硬質な印象をあたえる。 |
東側の出入口。
隣接して駐輪場がある。 西側には駐輪場入口があり、この円形の 通路が駅舎を貫通している。 |
改札前のようす。
弧を描いた天井から自然光を取り入れる。 2000年には「関西の駅百選」に認定。 |
エレベーターへ続く通路。
果たして古都・京都の 観光地の玄関駅のデザインとして 相応しいかと言われれば 賛否分かれるかも知れないが、 自分はじゅうぶんアリだと思う。 |
京都だからといって
寺社仏閣チックにする必要はない。 京都駅だって相当なもんだし(笑)。 |
一日の乗降人員は5,353人。
JRの宇治駅は乗車人員が7,616人なので かなり水をあけられている。 市街中心部はJRのほうが近いし、 外国人観光客はどうしても 京都駅から乗れるJRを利用してしまう。 |
ホームに出る。頭端式1面2線。
当駅は宇治線の終着駅。 |
電車はワンマン4両編成で
当駅~中書島間を往復し、 京阪本線への乗り入れは現在はない。 |
こちら1番線。
大半の電車は反対の2番線に発着。 柱の根元に設けられた 円形の腰掛けがおもしろい。 |
こちら2番線。すぐ外側は宇治川。
写真奥にJR線の鉄橋が架かり、 電車が通過していくのが見える。 |
次駅は三室戸。
ローカル路線に片足突っ込んでるが(笑) いちおう全線が複線。 |
府道7号の宇治橋。
平等院へはJR駅より当駅の方がやや近い。 また宇治川を宇治橋で渡るぶん、 観光気分が盛り上がる。 宇治へ観光で訪れた際は、 ぜひ往路復路どちらでもいいので、 京阪電車に乗り、当駅を利用して頂きたい。 自分の稚拙な撮影では当然、 当駅の魅力をすべて伝えきれてはいまい。 |
撮影日:2015/8/15
|
0 件のコメント:
コメントを投稿