#1162 東日本旅客鉄道 常磐線 日立(ひたち)駅 常陸多賀|小木津 |
【所在地】茨城県日立市 |
【開業】1897(明治30)年 |
【乗車人員(日)】11,651人 【駅名変遷】助川(1939) |
1001-1500駅レビュー 第6位
<選定理由> 「ブルネル賞を受賞し、世界に認められた 美しい橋上駅舎から太平洋を望む、 昔も今も日立製作所とともにある駅」 |
茨城県日立市に所在する
常磐線の駅。 ほぼ全面がガラス張りの橋上駅舎は 2011年4月供用開始。 |
助川から「日立」と改名したのは、
町村合併で日立市が誕生した1939年。 こちら中央口側のロータリー。 |
「平和通り」の駅前交差点。
写真が冬なのが残念だが、 分離帯に桜並木が延々と続く 日立市のメインストリートだ。 |
中央口から海岸口へ移動しよう。
清潔感溢れる連絡自由通路を進む。 |
海岸口。
小さなロータリーとバスの発着所がある。 また、ちょっとした展望エリアになっていて ここから海を一望できる。 |
駅コンコースの海岸線と平行して
張り出した部分にカフェがある。 ここからの眺めは格別によい。 |
・・・と言っておいてカフェには入ってないが(笑)
コンコースの先端部にはやはり展望エリア。 当駅駅舎は鉄道関連の国際デザイン賞である 「ブルネル賞」で2014年の優秀賞を獲得。 駅舎関連では岩見沢、新鳥栖駅などが 受賞している。 |
カフェ「SEA BiRDS CAFE」の入口が右。
実際は海岸線までは少し距離があるが、 高台+2階で水平線が眼前に。 駅舎のデザインは女性建築家の 妹島和世氏で地元出身とのこと。 |
改札口。
一日の乗車人員は11,651人。 |
改札内コンコースを撮影。
新駅舎は 2010年度中に供用開始予定だったが、 大震災の影響で 年度明けの4月にズレこんだ。 |
休日の昼間。ちょっと寂しいコンコース。
ブルネル賞の2年前には グッドデザイン賞も受賞している。 |
中央口いわき方から駅全景を撮影。
JR貨物の駅が併設。 以前は当駅より「日製」関連の専用線が 張り巡らされ、隆盛を極めたが、 現在は駅はコンテナを扱うのみ。 |
跨線橋からいわき方面を撮影。
左奥は日立セメントで、 2006年まで専用線が引かれていた。 駅舎は新しく美しいが、 駅全体で見ると工業都市の 代表駅らしい風格がまだ残っている。 |
当駅には改札が二ヶ所ある。
もうひとつは改札外で両サイドを連絡する 「エスカルロード」と接続しているが、 朝のラッシュ時のみ対応。 時間外はシャッターが下りている。 |
ホームは2面3線で
中央口側に側線を数本持つ。 駅舎より水戸側の上屋は キャンバストップで駅舎とデザインを あわせている。 |
こちら3番線上り上野方面、
向かい2番線で上下共用、 その向こうが3番線で下りいわき方面。 |
2番線から上野方面を撮影。
2番線は待避に使用され、 また当駅始発の電車が使用する。 |
3番線から上野方面・中央口側を撮影。
下り電車は広大な日立製作所海岸工場を 左手に見ながら当駅に進入してくる。 内陸部には山手工場があり、 まちや駅はつねに「日製」とともにあった。 |
橋上駅舎から中央口を結ぶ
長い跨線橋。JR貨物の駅も跨ぐ。 |
前出のカフェ前から太平洋を望む。
カフェには入らなかったので(笑) 情報を得ようと検索、 水平線をバックにスイーツを撮影した ブログを拝見させてもらった。 きれいな駅舎もおおいに注目だが、 日本の高度成長を支え続けた大企業の お膝元の代表駅であり、 その歴史を知れば、この駅の「味わい」も また違ったものに感じるだろう。 |
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撮影日:2014/12/28
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