2015/10/29

シヌゼン各駅紹介(167) 1001-1500駅レビュー 第2位

#1022 東日本旅客鉄道 上越線 土合(どあい)
湯檜曽土樽
【所在地】群馬県利根郡みなかみ町
【開業】1936(昭和11)年
【乗車人員(日)】20人
1001-1500駅レビュー 第2位

<選定理由>
「地下70mのトンネル内にホームがあり、
462段の階段を登りきらないと
駅から出ることができない、
マニア以外の方にもオススメ度
トップクラスに位置する駅。」

群馬県みなかみ町にある上越線の駅。
次駅土樽はもう新潟県。

乗ってきた下り電車がホームを去っていく。
地下鉄ではない。当駅の下りホームは
トンネル内にある。

全長13.5kmの長大トンネル、
新清水トンネルは1967年開業で
この下りホームも同時に使用開始。
下り専用で、それ以前は1931年開通の
清水トンネルを上下線が使用していた。

かつては待避線があったが、
現在は単式ホームになっている。
待合室とトイレがある。
 
70mの地下にあり、上りホームとの
高低差は81mとのこと。後述するが、
上りホームは普通に地上にある。
改札、駅舎も地上。
ということは・・・。
 
さーーーーーあ登ってもらいましょうかぁ!
と、ばかりに目の前に現れるこの階段。
長さ338m、462段の階段を上がらねば
この駅から出ることはできない。
 
谷川岳などへ向かうハイカーには
いい足慣らしになるかもしれないが・・・。
ちなみに右手すりの向こう側には
エスカレーターを作る準備がされていたが、
一日20数人しか利用しない駅に
そんなもん設置できるはずもない。
 
462段を登りきり、やっと陽の目を見る。
シェードのかかった通路を渡る。
 
ここからさらに通路を150mほど歩く。
「がんばってください」ってさ(笑)。
 
改札へはまだまだ歩く。
冬は雪深い場所なので、
通路が覆われているのはいい。
 
やっと改札前へ出てくる。
当駅は無人駅だが、
駅員が配置されていた頃は、
列車の発車10分前に改札が打ち切られた。
ホーム到達まで時間がかかるから。
時刻表の欄外にも注意書きがあった。
 
改札内のようす。
ラッチにガラス窓の扉があるが、
これは駅舎内に冷気が入らないように
改札時以外は閉じられるしくみ。
 
続いて上りホームへ出てみる。
青空が眩しい。
上下線でとても同じ駅とは思えない。
 
ホームは1面1線。
かつて写真左にも線路があり、
列車の待避に使用されたが、
現在は撤去され、柵が立っている。
川端康成「雪国」の冒頭、
「国境の長いトンネル」、清水トンネルはこの先。
 
上野方面に向かって撮影。
さきにも触れたが、かつては上下線が
このホームを使用していた。
清水トンネルが手狭になったため、
新清水トンネルを作って複線化した。
 
改札を出る。
左の扉の向こうにも待合室があり、
駅舎内は広い。
 
近年、登山ブームと言われるが、かつては
レジャー=登山、ハイキングであり、
この駅も夜明け前からハイカーで
ごったがえすほど賑わった頃もあった。
 
駅舎全景。
ロッジ風の三角屋根が特徴。
関東の駅百選の認定駅。
 
秘境駅ランキング127位とのこと。
国道129号と隣接しており、
水上駅と谷川岳ロープウェイを結ぶ
バスも1時間に1本やってくる。

国道に出てみると、
先ほど渡ったシェード付きの通路が見える。
国道と川を跨いでいる。
ちなみに国道はこの先を進んでも
新潟側に抜けることはできない。
それほど上越国境は難所なのである。
 
湯檜曽川の河原に降りてみる。
この清冽な川の流れがじつは
一番印象に残っている。
暑かったもんで。
 
靴を脱ぎ、
しばし水に足をつけて涼を取る。

登山客の足は遠のいたが、
現在は当駅見たさに訪れる利用客が
増えてきているという。
鉄道ファンにはおなじみの当駅。
ファンならずとも楽しめること請け合い、
絶対に保証できる。
ぜひ訪れて頂き、駅巡りの魅力を
少しでも理解いただけると嬉しい。





撮影日:2014/9/10

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