#1041 秩父鉄道 秩父本線 上長瀞(かみながとろ)駅 長瀞|親鼻 |
【所在地】埼玉県秩父郡長瀞町 |
【開業】1916(大正5)年 |
【乗車人員(日)】151人 【駅名変遷】国神(1928) |
1001-1500駅レビュー 第8位
<選定理由>
「飾らず、目立たず、ずっとそこにいる。 変わらないことで存在感を主張し続ける 玄人好みの駅」 |
埼玉県長瀞町に所在。秩父鉄道の駅。
マジで選べば半分は 秩父鉄道になってしまいそうなので、 代表して当駅を選出。 |
古い駅舎のオンパレードの秩父鉄道。
三峰口、長瀞、波久礼などの名駅舎を抑え、 当駅を推させていただく。 |
駅舎はいつ建てられたものか
調べきれなかったが、 「国神」から現駅名となったのは1928年。 昭和3年竣工か。 張り出したファザードが目立つ。 |
駅舎内。
券売機がひとつあるが 木製の台の出札窓口も現役。 |
酒の広告か、シンプルな筆書体が
ノスタルジーを加速させる。 雰囲気に合わない広告は 断ってるんじゃないか、くらいなノリ(笑)。 一日の乗車人員は151人。 |
改札内から。
精算所窓口やラッチも昔のまま。 右のベンチあたりに臨時改札口があるが、 現在はその役目を終え、駐車場に。 |
そしてもっとも評価の高いパーツがこの上屋。
昔の国鉄の主要駅かのような重厚な印象。 木製のベンチや柵もなかなか。 |
上写真とは逆側から改札前を撮影。
古レールの骨組みだが 曲線部も美しく加工してあるのがわかる。 鉢の花々も文字通り華を添えている。 |
ホームは2面3線。
向かい1番線下り三峰口方面、 こちら駅舎側から2,3番線、 上り熊谷方面。 3番線はほとんど使用しない。 |
待合室。
雨風に晒されずっとそこにいる。 一種の「説得力」を持っている。 |
ここへ座って電車を待つ時間の、
なんと贅沢なことか。 ・・・は、言い過ぎかな。 |
2,3番線ホーム端より
熊谷方面を撮影。 次駅の長瀞は「関東の駅百選」の認定駅。 |
鉄橋から遠く轟音が響き、まもなく
上り電車が入線することを伝える。 下り各駅停車と上り急行電車の交換。 急行やSLはこの駅には停車しない。 観光の中心地に位置する長瀞駅にくらべ、 地味で目立たない当駅だが、 せめてここでは最大限の賛辞を送る。 これからもこのままで そこにあり続けてほしい。 |
撮影日:2014/10/4
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