2015/10/17

【不定期】週末もシヌゼン(2) 惜しくも入賞を逃した方々の紹介。


「1001-1500駅レビュー」の入賞を惜しくも逃した駅の紹介。
つい先週まで入賞圏内にいた駅もある。
(順番は登録#順です)

#1015 わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 中野(なかの)駅
数々の鉄道遺産、名駅舎のある「わ鉄」だが、駅舎もなく、しかも三セク移行後に開業した当駅がイチオシ。線路沿いにはヒマワリが咲き、駅の下には用水が涼しげに音を立て流れている。訪れたのが冬だったらまた別の評価になっていただろう。
 
#1083 東日本旅客鉄道 東北本線 黒田原(くろだはら)駅
1940年に建てられた木造の2代目駅舎が見どころ。さらにはホームの上屋も古い木造で、かつての主要幹線の田舎駅の雰囲気を湛えている。これも天気が良ければまた違う評価になっていたかもしれない。雨雲の寒々しさが良く似合う。
 
#1220 東日本旅客鉄道 東北本線 川口(かわぐち)駅
電車が荒川を渡り、勾配を下りきった曲線部に駅がある。駅の東西で新(西のマンション街)、旧(東の繁華街)の顔を持ち、その両サイドをペデストリアンデッキで容易に往来できる高い機能性を持った構造になっている点が高評価。
 
#1253 鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線 北浦湖畔(きたうらこはん)駅
名の通り、ホームから北浦を望むことができる。評価ポイントはそこではなく、築堤の上に造られた鉄骨のみのこのホーム。しかも築堤はカーブしており、ホームも当然カーブしているのだが、その姿が下から見ると臥した龍のように見えなくもない(自分にはだけど)。
 

   
#1268 流鉄 流山線 幸谷(こうや)駅
マンションの1階部分が駅のホームという強烈な個性を持った駅。駅とマンションの合築は他所にもなくはないが、ここまで美しくない(笑)。それでもこの駅を利用しない住民がいることは容易に想像できる。何せ常磐線の駅がこの写真左すぐにあるから。

#1323 京福電気鉄道 嵐山本線 太秦広隆寺(うずまさこうりゅうじ)駅
広隆寺の山門が目の前にあり、ホームには民家の玄関がある、というかホーム上に家がある。今回初めて60近い関西の駅が選考対象になったが、いま一歩の駅が多かった。
 
#1324 京福電気鉄道 嵐山本線 嵐山(あらしやま)駅
2013年に改装し、現在の姿になった。立っている無数の柱はアクリル製で、友禅をLEDで透過させ夜はライトアップする。あまりにデコりすぎてあざとい駅は自分の中では低評価になるが、それでも当駅の美しさは最終選考まで残すだけの魅力を感じる。
 
#1383 会津鉄道 会津線 中荒井(なかあらい)駅
南会津の盆地の田園風景にぽつんと佇む。春には写真右の桜が美しく、初夏はホームいっぱいに植えられたアジサイが見事。駅舎がログハウス風なのが残念。
 
#1388 野岩鉄道 会津鬼怒川線 男鹿高原(おじかこうげん)駅
関東地方最強の秘境駅。道路から山道を数百m入り込んでやっと駅にたどり着く。何のために駅があるのか、いったい誰が利用するのかと思わずにいられない。ホームなどが近代的な造りなのと、地形的に駅全体の写真が撮れなかったのがマイナス評価。
 
#1415 西日本旅客鉄道 山陰本線 保津峡(ほづきょう)駅
保津川に架かる鉄橋の上にホームがある秘境駅。1989年に現在の位置に移転。旧駅は嵯峨野トロッコ鉄道の駅となっている。以前一度来ていて新鮮味がなかったので落選。


訪問時その場で感銘を受け、「この駅は入賞だろ」と決めた駅は高評価の扱いにしている。
自宅PCの前で「この駅はよかったなあ」と思うより、ライブで「よかった」と評価したほうに重みがあるのは当然であろう。
なぜ「よかった」のか、いま思えば首を傾げる駅もなくはないが(笑)

入賞駅を紹介する「1001-1500駅レビュー」を明日来週から掲載します。


 

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