#1901 江津本町(ごうつほんまち)駅 ・西日本旅客鉄道 三江線 江津|千金 |
【区分】戊II 【撮影日】2017/4/8 【所在地】島根県江津市 |
【開業】1958(昭和33)年 |
【乗車人員(日)】0人 【その他】秘境駅ランキング122位(2017) 2018.4.1廃止予定 |
1501-2000駅レビュー 第1位
<選定理由>
「舟運で栄えたかつての港町の、
街外れに置かれた無人駅。
廃止の『惜別補正』がかからなくとも
そのたたずまいは最強と認める」
「舟運で栄えたかつての港町の、
街外れに置かれた無人駅。
廃止の『惜別補正』がかからなくとも
そのたたずまいは最強と認める」
島根県江津市にある、 西日本旅客鉄道・三江線の駅。 天領・江津本町は海運で栄え、 北前船が寄港し、 天領米や石州瓦の積み出しで おおいに賑わったという。 |
現在の江津の中心街は 北に1kmほど離れた江津駅、市役所周辺。 しかしもともとは港のあったこのあたりが まさに「本町」であった。 だが鉄道駅は街から南に少し下った場所で 周囲に民家は皆無。 |
単式1線のホームに レンガとブロックで造られた 簡素で古びた待合所があるきり。 統計では利用客ゼロ。 |
「本町」へは西へ300mくらい。 かつて廻船問屋の蔵屋敷が 居並んだ町並みは 「天領江津本町甍街道」として 見どころ満載の観光地になっている。 これ東日本の人はたぶん知らない。 |
この駅も江の川の河畔に置かれている。 河口まで1kmほど。 山奥でも豊富な水量に圧倒されたが 河口ともなればこの川幅。 |
水面がすぐそこまで迫る。 訪れる前からの期待を裏切らない。 絶景駅というよりは、 ピースひとつひとつが絶妙の調和で 醸しだすたたずまいが最強の駅。 |
三次からずっと寄り添って進んできた 江の川もここ江津でお別れ。 その最後の駅としてふさわしい取材となった。 |
三江線各駅に掲出してある、 神楽の演目を紹介する案内板。 当駅は「恵比寿」。 舟運で栄えた江津本町らしいチョイス。 |
ホーム上の最大の構造物は待合室。 |
さっぱりしている。 あまりメンテナンスもされていないような。 それがまたいいのさ。 |
繰り返すが三江線は 全線が2018年3月いっぱいで廃止となる。 当駅は市街地に近く、 なくなっても困る人は少なそうだが、 寂しいことには変わりない。 |
ホーム江津駅方にはトンネルが迫る。 たくさん写真は撮ったが、 小さい駅なのでバリエーションも少なく、 せっかく1位なのに掲載枚数が少ない。 申し訳なし。 |
ホーム端から三次方向。 当路線の運行はまもなく終了となるが、 シヌゼンの旅はまだまだ序盤戦。 これから向かう場所に伸びる レールの先には 当駅のようなステキな駅たちが 我々が訪れるのを待っているだろう。 それはあなたの家の最寄駅かもしれない。 なんちゃって。 |
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