2021/04/26

イチゴイチエキ。(617) #2001~#2500駅レビュー
(暫定)第2位 #2167 大白川駅

 

#2167 大白川(おおしらかわ)
 
・東日本旅客鉄道 只見線
 只見(20.8km)(6.4km)入広瀬
おおしらかわ Oshirakawa
区分戊II
撮影日2018/8/5
所在地新潟県魚沼市
開業1942(昭和17)年
乗車人員(日)9人(2007)
駅構造地上駅
ホーム島式1面2線
 

●2001-2500駅レビュー(暫定)第2位

<選定理由>

「冬期は鉄道のみが頼みの綱。道路は通行止めとなる"六十里越"の新潟側で、両隣の駅が相次いで廃駅になり、次駅との駅間は20kmもある。でも秘境駅じゃない。」

  
2018
 駅名標
  新潟県魚沼市に所在。東日本旅客鉄道・只見線の駅。開業は1942(昭和17)年、只見線の終着駅として。1971(昭和46)年に只見~当駅間が開業して会津若松~小出間が全通、あらためて只見線となった。当駅付近では珪石の採掘がおこなわれており、戦中~昭和40年代までその輸送に貢献した。
  
「入広瀬」に修正の跡があるのは、
2015年に
柿ノ木が廃駅になったため。
     
 
 駅舎と周辺のようす
  国道252号は会津若松から小出まで、ほぼ当路線に並び沿って走り、終点は柏崎でさらにまだ続く。周囲には意外にも民家が点在しており、駅周辺も小集落が形成されている場所もある。
  
1988年に建てられた駅舎には
自然活用センターが同居。

福島側に抜ける道路は
もちろんこの1本だけ。その1本も
冬期(12月~翌5月)は閉鎖される。
鉄道の運行が文字通り「命綱」。
 
1階は改札、事務室など
駅の機能。
2階は郷土料理の店。

この先福島との県境はじつは
まだまだ先。上り次駅は
2013年までは田子倉(臨)だったが、
廃止後は次駅只見までの駅間は
じつに20.8kmにもなる。
     
 
 駅舎内と改札
  1階には待合スペースと改札口。駅事務室もあったが、2009年に無人化。新駅舎竣工から20年もたたずに、である。
  
なんか、落ち着かなそう(笑)。
冬は暖かそうだが。
 
駅出入口付近からホームへ。
 
ホーム出入口付近より。
 
 ホーム(島式1面2線)
 ホームは上屋を持たない「板切れ」製の島式1面2線。空が高く、広い。昔は単式ホームだったが、1971年の全通時に上下交換可能となり、島式ホームに改められた。周囲は天然資源の宝庫で、前出の珪石をはじめ、砕石、木炭、木材チップなどの貨物積み込みが当駅でおこなわれた。もちろんダムの水力発電も重要な「資源」のひとつ。
繰り返すが、意外に秘境じゃなく、
民家もぼちぼち点在する。
秘境駅ランキング200位の圏外。
写真は小出方向を向き。
 
右に駅舎を見て小出方面。
ホーム上はホント何もなし。
構内踏切に遮断機なし。
駅舎から見て外側が1番、
内側が2番ホーム。
上下交換がない場合、列車は
一線スルーの1番ホームに入線。
 
構内踏切より只見方向。冬は
除雪作業の拠点駅となるので
側線が大いに役に立つ。
同じく側線を小出に向かって撮影。
 
ホームにあがる。
妙にドキドキする(笑)

只見方のホーム端より
小出方面。東に流れるのは
破間川。
  
翻り只見方面を撮影。
 
2番ホーム側より駅舎、
只見方向を撮影。
 
破間川を右に見て只見方面を。
1963年の有名な「三八豪雪」では、
1ヶ月近く不通となり、
周囲はまさに「陸の孤島」となった。
 
駅舎をホーム側より撮影。
イマイチ琴線に触れてこない、
「近代的」駅舎なのだが、これも
住民の皆さんの生活の一部。
 
1番ホームに列車が入線。
一線スルーで交換なしの場合、
上下列車とも1番に入線。
この写真だけでは上りか下りか
判らぬがどうか。
    
 
 上り会津若松方面
  次駅は只見で、六十里越で福島県に入るが、駅間は20.8km。以前は田子倉駅と一ツ橋信号場があったが、現在はどちらも廃止されている。
  
六十里越が待ち構える。
さあ心して越えろ(笑)
 
六十里越から田子倉湖を。
フワフワ空中を
浮遊しているかのような感覚。
木々も低く、空が広く高い。
 
2013年に廃止となった
田子倉駅跡。最後は臨時駅に。
人住んでないからこのあたり(笑)
 
     
 下り小出方面
  次駅は入広瀬で6.4km先。この間3.2km地点に柿ノ木駅があったが、2013年に臨時駅に降格、2年後に廃止となった。ここから先はJR東日本の仙台支社から新潟支社管内となる。
           
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