よこすか Yokosuka | |
区分 | 甲 |
撮影日 | 2012/5/27 |
所在地 | 神奈川県横須賀市 |
開業 | 1889(明治22)年 |
乗車人員(日) | 4,845人(2019) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
その他 | 関東の駅百選 選定駅 |
2012 2002・2003
駅名標
神奈川県横須賀市に所在。東日本旅客鉄道・横須賀線の駅。開業は1889(明治22)年と古い。横須賀は帝国海軍の軍港のまちとして栄え、横須賀線に電車が運行されるようになってからも、連結された二等車は海軍士官などに利用され、戦後はグリーン車となって現在にいたり、いまなお他路線との「格」の違いを示している。
戦後は閑散とした時期もあり、駅周囲は自動車の貨物輸送基地などになっていたが、横須賀が「観光都市」化するにつれ、旧軍港最寄の当駅も再び脚光を浴びることになる。しかし市街中心部には京急の横須賀中央駅があり、利用客数は6~7倍の開きがあり圧倒されている現状は変わらない。
路線9駅のうち、利用客数は 下から3番目の少なさ。 |
駅舎とその周辺
出入口は駅舎のある東側の1ヶ所。駅舎は1940(昭和15)年改築の三代目。市内中心部からは西に2kmほど離れており、眼前に米海軍基地や艦船が停泊しているロケーション。
海側から駅舎を撮影。 |
眼前には米海軍が、 西側に目をやると海自の 逸見の岸壁、吉倉の桟橋。 今も昔も変わらず軍艦旗が翻る。 |
バスは5番のりばまで。 三崎口や観音崎など 少し遠めの場所へも。 |
駅前より海の方向。 横切るのは 「本町山中有料道路」。 横横道路に接続する。 |
2003
あまり変わらず。 |
2003
少し古い写真だが、 駅出入口のようす。 |
駅構内
関東の駅百選の選定駅で、理由は『階段が一つもない平坦な、人にやさしい駅』。軍港の最寄駅だったので「やんごとなき」人たちの利用を考慮して、あまたの人々に「やさしい」わけではなかったのだろうが、今となってはバリアフリーのお手本のような構造。また、容易に物資積み下ろしができるよう段差を嫌った、という理由もある。
一日の乗車人員は4,845人(2019)で、京急の横須賀中央駅の33,648人(2018)に大きく水を開けられた「市の代表駅」。
駅入口付近より改札口を。 柱もなく広々と。 |
改札口を改札内より。 利用客数の程度を実感する。 |
ここまで階段も段差もなし。 2,3番ホームに直結。 |
ホーム(2面3線)
ホームは2面3線だが実質1面2線で、番号も2番ホーム、3番ホームと振られているが、1番線は頭端式の2番線の海側、4番線は久里浜方面に伸びる側線扱いとなっている。
大船方ホーム端近くより 駅舎、久里浜方向を撮影。 左2番ホームは頭端式、 右3番ホームに、当駅が 「途中駅」な上下線の電車が 入線する。 |
ひとつ上の写真からさらに 引いてホーム端付近より。 左に「本町山中有料道路」が 出口に向かって下っている。 |
2番ホームより駅舎方向。 1番線はこの写真真ん中。 さらに海側に側線が分岐する。 |
頭端部から左2番ホーム、 右が1番線と、何となく 形を留めている1番ホーム。 |
2番ホームの終端部付近より 大船方向を撮影。 |
田舎の私鉄とかでは こんなのたまに見るけど、 横須賀線ですからね、ここ。 |
3番ホームは上下電車が入線。 当駅から久里浜方面は単線。 列車交換もできない棒線構造。 ホーム中ほどより 久里浜、駅舎方向を見る。 |
左3番ホーム。 久里浜方改札口付近より 大船方向を見る。 |
2003
山側の側線には モーターカーなどが留置 されていることが多いが・・・ |
2003
時にはイベントなどに活躍。 |
4番線がトンネルに向かって 3番線とともに久里浜方に。 踏切より駅舎、大船方向。 |
上り大船方面
次駅は2.1kmで田浦。高層マンションやら高速道路やらで、このあたりの風景もずいぶんと変わった。しかし海に浮かぶ軍艦の姿は100年以上前から今も変わらない。
次駅田浦までの海側の車窓は 今も昔も海軍/海自の縄張り。 |
下り久里浜方面
次駅は3.4km先に衣笠。うち2kmは横須賀トンネルの区間。下写真の先ですぐに単線となる。
駅を出て短いトンネルを抜ける。 現在、この小山の上には 高層マンションがそびえる。 |
4番線がトンネル内で合流。 |
2002
単線となり、間もなく 線内最長の横須賀トンネル (2,089m)が口を開く。 |
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